スタッフ紹介
1周年記念?で、これから連続シリーズでスタッフの自己紹介をしていきたいと思います!まず初めは、この法人の代表から・・・
わたくし杉本は、のびのびの代表で、すべての事業にかかわり、児童デイサービスの管理者をしています。
福祉系短大卒ですが、卒業後は学童保育の指導員となり1年半で退職後、通園施設「生野こどもの家」でアルバイトをすることになりました。これが大きな出会いでした。
それまでもっていた「障がい児」=理解力のない人だというイメージがひっくり返り、こどもたちが人との関係のなかで成長していく様子を知り、見方関わり方が変わったのです。
当時大阪市では、「障がい児」の保育所入所運動(差別と偏見の中で障がい児は最も保育に欠けると大阪市に認めさせた、保護者の方々の運動です)の真っ最中で、私はその勢いに圧倒されながら「地域で生きていく」という考え方に共感していきました。
その運動には職員も関わっており、通園施設としては自主事業として、障がいのある子もない子も通える保育の場を作り、通園施設のこどもと自由契約の「普通児」を共に保育するという独特な方法をとりつつ、「障害児」には本来生活する地域の保育所や幼稚園、学校へ進もうよ、というスタンスで仕事を続けてきました。
「こどもの家」の中ではもちろん考え方の違いもありましたが、少なくとも保護者の方々とスタッフがこどもの成長を支える場であり、なかまや先輩と出会う場所でした。
施設終了の決定後、これからどうなるのかという保護者の方々の不安にも背中を押され、どうしても今その場をなくしたくないという気持ちで、新たな場所を作る決心をしました。
けっこうチャレンジャーですので!(笑)
仕事をしていて思うこと
昔に比べて今は子育て、そして障がいや障がい児に関する情報もたくさんあり、療法や組織も多々あります。
ただ、たくさんの情報のなかで、かえって子育ての悩みや障がいが個々の問題となり、人と人とのつながりのなかで受け止めることという形ではなくなってきている感じがします。
ひとりひとりはしんどい子育てであっても、保育を通してこどもといることが楽しくなるように、そして大人どうしも互いを認め合えるような関係に少しでも近づけたら誰もが生きやすい世の中になるのでは・・・。
私自身は長くこどもを「預る」保育をしてきましたが、保護者の方とこどもたちをはさんでリアルタイムで話ができることが新鮮で、とても貴重だなと思うこのごろです。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
(杉本嘉子)
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