個別活動の時間~じっくりかかわる時間~ その2

前回児童デイサービスの幼児のクラス

①自主活動の時間②個別活動の時間③集団遊びの時間の中の②個別活動の時間のことの中から特に取り組んでいる教材の事や子どもたちの様子について書きました

今回は②個別活動の時間に対する職員の思いの一つを書かせていただきます。

前回にも書きましたが 、

•学ぶって楽しいことを知って欲しい

•わからないことがわかる喜びを感じてほしい

•興味の幅が広がって欲しい

•遅れはあっても、その子なりのペースで、学べる場となって欲しい

などと思い、いろいろな教材やワークブックなどを用意しています。

デイの利用が始まる時によくお聞きするのが、好きなキャラクターです。

アンパンマンが好き、乗り物が好き、虫が好き、、、などなど

できるだけ子どもの好きなキャラクターのものを用意しています。例えば、はさみで切る色画用紙の絵も乗り物、パズルも乗り物、ペグさしの絵柄も、、などです。

○「アンパンマンが切れちゃうよ~線どうりに切って!」と言われ、パッとする子

○パズルの意味がわからない子にも、「大好きな青い車が出来た!」と言われ、ピースを合わせて、完成させることを知ったり

○めいろも「あっこっちにも虫だね、こっちもだよ~」と言われ、なぞると完成できたり、

○ひも通しも「電車、連結させて、」と言われて通してみたり

○ひも通しも「電車、連結させて、」と言われて通してみたり

そうやって、いろいろな教材やワークブックをしているうちに、その物の楽しみにも気づいてきます。

これ知ってる、僕、私の出来る物だ!とわかってきます。

私が横で、「やった!!できた!!」と褒めても最初は(・_・)エッ....?と不思議そうだったのが、そのうちヾ(´ε`*)ゝ エヘヘとテレた顔になったり、「出来た(o^-^o)みてみて」と褒めてもらうのを催促してくるようになってきたり、、、少しずつ他人を意識するようになってきます。次は褒められたいからがんばる(σ・∀・)σと意欲に繋がって欲しいと願って、こちらもあの手この手でアプローチが続きます。

いろいろな教材やワークブックなどが出来るようになることも大切なこと

それだけでなく、「こちらのこれしよう!」という誘いに乗ったり、したくない時に「したくない」こっちの方が良い時に「こっちがいい」などと表現すること、表現したことが通じることで、子どもは落ち着いてきます。

人に通じること、認められることの大切さは、きっとみんな共通なんでしょうね

その気持ちに応えるためにも、モンテッソーリーの基本である、子どもを良く観察し、一人ひとりの子どもに合わせた教材・課題を提供していくことを大切にしていきたいです。

(むかさ)

NPO法人 子育てサポートセンター・のびのび幼児クラブ

大阪市東成区大今里南にある子育て支援のNPO法人です。児童発達支援、放課後等デイサービス、保育事業、活動支援・相談支援を行っています。