個別活動の時間~じっくりかかわる時間~ その1

前回は児童デイサービスの幼児クラス

①自主活動の時間②個別活動の時間③集団遊びの時のうちの③集団遊びについて書きましたが、今回は②個別活動の時間について書かせていただきます。

のびのび幼児クラブの児童デイサービスは10人定員です。その10人を二つに分けて、5人の子どもに対し、職員2人が約45分の時間、じっくりとかかわる時間、それが②個別活動の時間です。

広い保育室横の小さい部屋が個別活動の部屋です。そこに5人の子どもと職員が机を囲んで座ります。

•学ぶって楽しいことを知って欲しい

•わからないことがわかる喜びを感じてほしい

•興味の幅が広がって欲しい

•遅れはあっても、その子なりのペースで、学べる場となって欲しい

などと思い、いろいろな教材やワークブックなどを用意しています。


たとえば

•ビンの蓋の穴にビーズやボタンを入れるもの

•小さいペグや押しピンをボードに刺すもの

•ハサミで色画用紙や折り紙を切るもの  など

これらは右手などの利き手をしかり使い、もう一つの手で支えたり、うまく動かしたりしながら作業するものです。

•ひも通しやボタンつけ など

これらは右手と左手と持ちかえながら作業するものです

•ねじやくぎを手やドライバーで外したり付けたりするもの など

これは指先や手首をしっかり使い作業するものです

•えんぴつや色鉛筆で、線を引いたり、

•めいろをしたり

•ぬりえやこすりえ  など

実際のひらがなや数字を書く前の準備やもち慣れるものとして取り入れています

•折り紙

折るということの目的だけでなく、横で折る職員を見て真似て作業するということも大切にしています。

書き出したらまだまだ書ききれないほどの教材やワークブックを用意しています。

そしてそれらは子どもの様子や成長に合わせてどんどん変えていっています

また5人の子どもが机を囲んで取り組むと他の子がどんなことをしているのか気になるようで、取り合いをしたり、競うように意欲を出して取り組んだり、知らん顔していると思っていた子が、他の子が終わった途端、取りに行ったりと、いろんなことがおこります。

職員の方からしたら、一対一のほうがやりやすいかもしれませんが、この5人一緒というのも子どもには、よい刺激となっています。

長くなりましたので、②個別活動の時間への職員の思いなどは次回とさせていたたきます

(むかさ)

NPO法人 子育てサポートセンター・のびのび幼児クラブ

大阪市東成区大今里南にある子育て支援のNPO法人です。児童発達支援、放課後等デイサービス、保育事業、活動支援・相談支援を行っています。