自主活動の時間
ここ何回かで、幼児の児童デイサービスの時間のうち、集団あそびのこと、個別活動のこと、を書いてきました。今日は、自主活動の時間のことについて書いてみようと思います。
自主活動の時間は「勝手に遊ぶ時間」、「個別活動までの待ち時間」と見られてしまうこともありますが、こどもたちにとっては、リラックスして好きなことで遊べる時間、いろいろな遊びを体験する時間、他のこどもやお母さん、スタッフと出会う時間としてあると私たちは考えています。
デイサービスの部屋の最初のドアを開けると、広々としたホールです。こどもによっては少し緊張して入ってくる子もいるのですが、この広々とした空間が良い開放感につながっていることが今のところは多いように思います。ホールにはこどもたちが、来てすぐに遊びたくなるようなもの・・・
平均台やはしご、滑り台などの運動遊具。
パズルやペグさし、シールはり、穴あけ等のセットの並んでいる棚、
小麦粉ねんど、小さな切り紙工作などのコーナー、
その他ブロック、絵本のコーナー、
などを用意しています。
デイサービスに来ているこどもたちの中には、体を動かしたいーなかには高いところに登ったり部屋の端から端を行ったり来たりして走りまわりたいこども、ひとつの遊びを黙々と繰り返すこども、1対1ならいいが他のこどもや大人と何人かで遊ぶのは苦手なこども、まだお母さんといっしょでないと不安なこども、などいろいろなこどもたちがいます。
こどもそれぞれの興味に応じて遊びだすなかで、スタッフや他児とのかかわりあいが始まります。
スタッフから誘われたり他児のしている遊びに魅かれたりして、自分の世界を少しずつ広げていってもらいたい、人と遊ぶ楽しさを積み重ねていってもらいたいと思いながら声をかけたり、その子の遊びに混ぜてもらったり、いっしょに体を動かしたりしています。
次回は、そこでのエピソードを書きますね。
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