自主活動の時間~その2

自主活動の時間では、こどもたちどんな風に過ごしているのかと言うと・・・

まず、登所時間は、けっこうバラバラです。デイサービスは13:30~17:30と言う時間帯なので、保育所などに行っているこどもたちは、お昼寝の区切りだとか、おやつが始まる前だとか、タイミングを見ながら、早めに降園して来ます。

朝から集団生活をしているので、疲れているかな~と思うのですが、それがけっこう張り切っていたりするのです。

まず、運動遊具(今月は、ジャングルジムを横にしたような木製遊具)に登ったり、その周りをグルグル回って走るなど、さっそくアクティブなこどもたち R子ちゃんなど、「保育園よりよく動いているわ。保育園では他の子の動きに圧倒されているのかな?」とお母さんがおっしゃるほどです。R子ちゃんは”なべなべそこぬけ~”も大好き。発語はあまりありませんが、スタッフの顔を見るなりはっきりと誘ってくれます ”なべなべ”は他の子にも人気があるんですよ。

そういう、体全体を使ってする、おいかけっこや、足に体をのせて飛行機にしてあげる遊び、一本橋こちょこちょなどのくすぐり遊びなどをしていると、自分も・・・と寄ってくる子が必ずと言っていいくらいいます。そんな時、一対一の遊びから少し広がって、順番にしてもらうのを楽しみにできたり、「お~い○○ちゃんもする?」と小さな集団になるきっかけを作ることができます。

教材コーナーで、人気があるのは小麦粉ねんど。


棒で、ペッタンコにしたり、型ぬきしたり、誰かがさわっていることが多いです。

お絵かきもよくしていますね。酸素ボンベを離せないため動くときはいつもスタッフが側にいるY君が、ひとりで集中して描いていることもあります。(サインペンで顔にまで描いてしまうのがお約束)Y君はマカトン法(手話に似たもの)で、表現することがあるのですが、時々これは何だろ?というようなポーズをすることがあり、それがSちゃんやYU君にウケて、まねっこ遊びが始まることもあります。

よく大声で泣いているT君。お迎えまでの母さんとの別れが悲しい 気持ちを落ち着けるために抱っこしたり遊びに誘ったりいろいろなことをするうち、一番早く泣き止んでくれるのが、歌を歌ってあげることだとわかりました。T君は好きな歌と好きでない歌がはっきりしています。好きな歌は指を一本立てて「もう一回」と言ってね、とスタッフは教えます。

かわいい「もう一回」でスタッフははりきって歌うのですが、やっと落ち着いた~と油断するとわざと物をひっくりかえしたりして笑う困った遊びが繰り返されることもあります。でも、さっきの”なべなべ”のような遊びを笑顔でできるようになったことで、TちゃんとSちゃんのおいかけっこ、というような交流が少しずつできてきたかな~と喜んでいます。


NPO法人 子育てサポートセンター・のびのび幼児クラブ

大阪市東成区大今里南にある子育て支援のNPO法人です。児童発達支援、放課後等デイサービス、保育事業、活動支援・相談支援を行っています。