面白いなーと感じていること
のびのびの児童デイサービスでは、30分から40分ほどのじっくりと取り組む個別活動の時間を持っています。
その時間は10人の子どもを年齢で二つのグループに分けて、5人の子どもを職員2人で見ています。
年齢で分けてはいるものの、5人の子どもの成長も興味もそれぞれ違います。
その中で、面白いな~w(゚o゚)wと思う事があります。
それは出来ることと興味を持つことの違いです。
①‘一人で出来ることを確実にこなすことで、自信をつけていく’という考えと
②モンテッソーリ教育の‘一人で出来るように手伝い、興味のあることをどんどんさせて いく’という考えは
どちらも正しく大切な考えだと思っています。
た だ、子どもがその子自身の力で出来ることは意外と興味あることではなかったりするのです。
・出来るようになると、興味を失い、しなくなることも多く、だからと言って興味ある
ことは、一人で出来ない、出来ないと長続きしない。
・そうなると、出来ることを興味がもて、何度もしたくなるような工夫と
・興味あるものをスモールステップ化するなど工夫して、一人で出来るようにすること
が、必要となってきます。
のびのびでは、さまざまな工夫をしています。
・よく見て指先をしっかり使う教材として、ペグさしなどがありますが、さす台紙を手作り して、好きなキャラクターや乗り物、動物、食べ物などにしています。
・さすペグの方も、普通のペグだけでなく、かわいい柄のピッグ(今はお弁当用にかわいいのがたくさんあります)にしてみたり、小さいペグたと持ちにくい子も大きいものなら持ちやすいので、長続きします。
・えんぴつを上手に持てない子に
持つのに慣れるように、楽しみながら、えんぴつを持って書くように、いろいろなもの で書くことをしていますが、ぬりえもその一つ。台紙の絵にキャラクターはもちろんのこと、全国のさまざまな電車の柄が人気です
・しっかりえんぴつを持つための指先や手首になればと、いろいろな教材を出していますが、人気は本物のトライバーで、ねじを取ったりつけたりする教材です。家では触らせてもらえない物でもあり、興味を持つ子も多く楽しく活動してくれます 。
この工夫でバッチリ( ̄ー ̄)ニヤリ・・・と思っても意外と知らん顔されたり、いまいちだけどまあいいか(-゛-メ)と用意したものが意外と喜ばれたりと、かみ合わないことも多いのですが、楽しそうにしてくれたり、何度もしたがったり、次から次といろんな子がやりたがったり、といろんなことがあるのがまた私にいろんな物を用意する意欲を与えてくれます。
子どものひとりひとりのことを考えて用意することが、子どもにも自分のことを考えてくれているという気持ちが伝わるのか、だんだんと子どもとの距離が近づいて行って、関係が変わっていくのが面白くてたまらないのです。
また子ども自身が出来ると感じ、気持ちを込めて活動している瞬間や今までと違うことに興味を持始める瞬間、やりたいことど出来るように用意してくれてありがとうとでも言いたいかのように、そっとふれてきて活動する場面に立ち会えることが何よりのパワーのみなもととなっています。これからも、いろいろな工夫をしながら、教材を用意していきたいと思っています。
(むかさ)
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