フルーツバスケット


 20日も過ぎ、とうとう学校は、夏休みに突入!みなさま、暑さ負けしていませんか?夏休み前は、幼児さんは発熱や溶連菌感染症でのお休みなどが目立ちましたが、小学生はさすがに、体力がありますね。

 さて、夏休みになったので、小学生のデイサービスも”放課後”ではなくなり、みんなが早くデイに来れるので、(注:事業所による送迎がありません)夏休みバージョンの、「スライム遊び」と「かんたんおやつ作り」で、ソーシャルスキル活動盛りだくさんの予定。のびのびの放課後等デイサービスは、登録人数28名のこどもたちがいて、ソーシャルスキル活動を中心にしているデイなのです。夏休み前のソーシャルスキル活動は、と言うと、「フルーツバスケット」をしていました。まず、それぞれ希望のフルーツを選んで、ワッペンをつけます。



これですね↓

 新1年生も含め、皆初めてではないと思うのですが、毎年、まずはゲームの席についてくれるところから始めなくてはなりません。鬼の声に耳を傾けて、動いたり、座ったり、とどまったり、のゲーム。何とか皆座りゲームが始まりました。

 何をして良いかわからず、キョトンとしてる子も多い中、促されて動くうち、少しずつですが、ゲームらしい形になっていきます。自分で動けるようになり、椅子に座れるかと緊張したり、鬼になったらなったで注目を浴びてうれしかったりする気持ちも感じられます。自分の声にみんなが動くのが面白くてわざと鬼になる子もいれば、反対に鬼になることがなかなか受け入れられず周りになだめられる子もいます。ひたすら真顔で動く子、その子らにも少し表情に変化が出たかなぁと思う頃、だんだん全体のテンションがあがり、何人かで鬼にちょっかいを出し始め注意されたり、、ほんとにいろいろな姿があります。

 まずは参加して、少しずつ活動の楽しさを味わい、活動を通して人と遊ぶ楽しさを感じてもらいたいのです。楽しさのなかでお互いが気持ち良く活動できるようになること、それがソーシャルスキルだと考えています。いつも感じることですが、1回だけではなく、日を置いて、もう一度同じ活動するときには、それぞれの子が1回目より慣れ、ルールや流れへの理解もすすみ、だんだんと遊びの楽しさがつかめてくることが多いのです。そういう姿を見ることができるのが、私たち保育士の仕事の醍醐味でもありますね。

(すぎもと)


NPO法人 子育てサポートセンター・のびのび幼児クラブ

大阪市東成区大今里南にある子育て支援のNPO法人です。児童発達支援、放課後等デイサービス、保育事業、活動支援・相談支援を行っています。