パラバルーンで遊ぼう！

　デイサービスの幼児クラスでは、毎月、集団遊びのプログラムが変わります。年度の最初は、みんなの大好きなパラバルーン遊びから始めました

　初めは、みんなにパラバルーンの上に乗ってもらい、スタッフがパタパタと風を送ります。バルーンがあちこちでふわふわふくらむと、子ども達はそれをパンチしたり、つぶしながら歩いたり、大盛り上がりです。中には、バルーンの感触が心地いいのか、くるくるくるまったり、ごろごろ寝転んだり。スタッフは、「そんなことしてたら、お友達に踏まれるよ～！」と叫びながら、怪我をしないようにフォローするのにエネルギーを使います。

　バルーンの感触を身体ごと楽しんだ後は、10人の子ども達が、5人ずつに分かれて、バルーンに乗る子と、バルーンを引っ張る子に分かれます。引っ張ってもらうのは、みんな大好きだけど、引っ張る方は「いやぁ～」と逃げ回る子も‥‥。それでも、スタッフと一緒に役割交代を繰り返す中で、どっちの役も少しずつ受け入れてくれるようになり、引っ張ることのおもしろみも、少しずつ感じるようになってきているようです。

　最後は、みんなでバルーンを持って、曲に合わせて上下に動かしたり、回ったり。その後、みんなでバルーンを飛ばして終わります。飛ばす時も、みんなの呼吸が合わないことには、うまく飛びません。「５、４、３…」のカウントダウンに合わせて、バルーンを上下し、最後に上がったところで「発射～」と言って、バルーンを手放すのですが、なかなかみんなのタイミングが合わなかったり、放せなかったりと、最初はトラブル続きです。でも、これもまた繰り返す中で、うまくタイミングが合って、飛ぶこともあります。

　うまく飛んだ時の嬉しさは格別！この達成感を子ども達みんなで共有してくれることを目指して、声をからしながらカウントダウンしている私です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（やました）