のびのび通信 小学生低学年クラス
今年度は月曜日が8名、水曜日が7名で計15名の子ども達が利用をしました。体調不良や送迎が難しいなどで、寂しいことに数名程の日もありましたが、少ない人数だったことで同じ子と関わる機会が増え、関係が深まったと思います。
とはいえ、毎週、一緒に会っているから友達、ともならず、子どもにも気が合う合わないがあり、一緒に遊ぶのはちょっとと思う時期もでてきます。そのような時、学校では別の子と遊んだり、少し距離を置いたりができますが、ここでは自分の好きなゲームやドッチをしたければ誰かを誘わないといけないし、集団活動では同じチームになることもあるので、そうはいきません。人数の少ない今年度は特にです。それでも、そんな気持ちを抱えながらも、共に活動し、過ごす内に、嫌でも相手のいろいろな一面を見ることになり、知ると気持ちも変化します。
それは集団活動や自主活動の時もそうですが、おやつを食べながらの何気ない会話や、隙間時間でのちょっとした遊びでもそうです。友達が自分の話に興味を示してくれた、おふざけに笑ってくれたということが、子ども達にとってはたまらなく嬉しいのだと思います。そうすると、たまにきついことばを投げかけられても、受け止め方が変わり、「なにがいやなんやろう」「これがにがてなんかな」と、相手の気持ちを推し量れるようになり、「かわろうか」「いっしょにしてもいいよ」と、掛けることばも変わっています。
ソーシャルスキルの力を身につけるには、まずは共に過ごし、相手を知ることが第一歩だと思います。共に過ごすと一人一人が見え、興味が湧き、互いを知ることで相手の立場に立って物事を考えられるようになるのだと思います。そのことを改めて子どもから学んだ一年でした。
すぐに結果は出ないし、波もありますが、子どもは子どもを求め、その気持ちを糧に、必ず成長していくので、保護者の方は焦らず、長い目で見て頂けたらと思います。
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