のびのび通信 児童発達支援サービス(親子クラス)
今年度の親子教室は、全員で10名程、年齢は0歳児から年中児の子どもさんと保護者の方に利用され、この一年でみんなの距離が縮まり、気軽に声を掛け合える雰囲気になったかなと思います。
親子教室ではみんなで取り組む設定保育の時間があり、お料理、いろいろな運動遊びを行うサーキットやカラーボール遊び、季節の制作でひな人形やクリスマスの飾り作りなどをしています。毎年内容は、大きくは変わりませんが、参加される子どもさんにより工夫しています。
特にお料理は、作って食べるまでが活動ですが、まだ食べたことのないものや、食に偏りもあったりするので、まずは食べてもらえそうなメニューを決め、それから作り方を考えています。それでも口にしてくれるかどうか、毎回こちらもドキドキで、食べてくれた時は「(よっし!)」と心の中でガッツポーズをしています。(あまりオーバに喜びすぎると、食べる手が止まることもあるので)
ある日のお料理は蒸しパン作りでした。小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖が入った袋をボウルに出し、牛乳を入れて混ぜ、それをお玉でカップにいれます。最後にチョコチップをのせ、オーブンで焼くと完成です。
ざっと手順を書くとこんな感じですが、いざ料理が始まると、白いさらさらした粉は興味ありげにのぞいていたのに、牛乳を入れてドロッと見た目が変わると、途端に顔が引きつりトーンダウン。泣いて泡立てを持つのも激しく拒否し、もうここにはいたくないといわんばかりにのけぞることもしばしあります。それでも、戸惑いながらもみんなといるのが楽しくなってきたり、泣いていても隙間から見ていたり、その子それぞれの心の変化があり、その気持ちに寄り添ってもらえたらと思います。
まだまだ世にでて数年の子ども達なので、泣いて、怒って感情の変化にイライラすることもあるかもしれないですが、お母さんが楽しんでいると子ども達もつられ、やりたい気持ちも芽生えるので、多少のことは大らかに捉えつつ、今しか味わえない子どもとの時間を一緒に楽しんでもらえたらと思います。
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