のびのび通信2018年度より 小学生低学年クラス
今年度も、幼児クラスから新1年生を迎え、去年1年生だった子ども達も少しお兄ちゃん、お姉ちゃんになった感じです。
小学生のクラスは、学校を終えてデイサービスに来ると、まず宿題や課題のプリントから始めます。学習を終えた後は、自由遊び、おやつ、ソーシャルスキル活動とやることが目白押しです。
夏休み中は登所時間も早く、自由遊びの時間もたっぷりあり、それぞれ好きなことをじっくり取り組めるので、どの子も自由遊びの時間を楽しみにしています。
レゴをじっくり作りたい人、お友達と一緒にサッカーやドッチボール、鬼ごっこをしたい人、本を読みたい人、ゲームやベイブレードで対戦したい人など、いろいろですが、夏休みで自由遊びの時間が多く取れて、お友達がたくさん集まっているこの機会に、グループで一緒に楽しめたらと思っています。
レゴで車や電車、家やお城、学校などを作るのも好きな活動の一つですが、一人で作って、一人で楽しむのではなく、できた車でお友達と一緒に走らせて、どこまで遠く走れるかと競争しながら、よく走る形をいろいろ工夫して走らせたり、レゴでお家やお城ができると、そのお家やお城で一緒に食べたり、一緒に悪者をやっつけに行ったりして、一緒にごっこ遊びを楽しめるよう誘っています。“一緒に”遊べる集団のデイだからこそ、自主活動の中でもソーシャルスキルを意識して関わり合い、高めることができるのではないかと考えています。
ボール遊びの好きな人達とは、サッカーのPK戦をしたり、キャッチボールをしたり、お友達と一緒に活動してもらえるよう、何度も誘いながら小グループへの参加を促しています。最初は乗り気でなかった人も、繰り返しやっている間に、少しずつ、みんなとすることもいいかなぁと言う気持ちになって参加してくれているように思います。
また、夏休みは時間があり、日頃できない活動にも取り組めるので、特別コーナーを設け、ゴム鉄砲作りをしています。それぞれ自分のゴム鉄砲を作り、点数のついた的も自分で作って、お友達と一緒に何点取れるかと張り切っています。
夏休み中のソーシャルスキル活動のプログラムでは、毎回みんなの好きなおやつを作ったり、夏ならではのスライム作りにも取り組んでいます。おやつも夏メニューで、かき氷やたこせん、ウインナーやとうもろこしと、夜店メニューにしています。
スライム作りもみんなの好きな活動の一つで、毎年、夏に楽しんでいます。もちろん小学生ですから、遊んだ後の片付けもみんなでしてもらいます。使った粘土板は、各自スポンジでこすって、きれいに洗ってもらい、活動で使ったシートはぞうきんで拭いてもらいます。スタッフが声をかけて拭き始めると、さすが小学生、私も私もと拭いてくれます。やりたくないと逃げ回っている人もいるけれど、みんなが拭いていると、なんとなく拭かないといけないと察して、ちょっと拭いています。
日頃は、学校に宿題に追われる日々ですが、この夏休みに、のんびり過ごしながら、お友達と楽しい時間を過ごし、日頃できない活動の楽しさと活動の中での役割を経験して、いろいろな力を身につけてほしいです。
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