のびのび通信 2024年度
皆さまお久しぶりです。新年を迎え、当法人は4月より設立後19年目に入ります。改めて月日の流れを感じます。
2024年度の大きな変化としては、まずは3年ぶりに福祉・介護サービスの報酬改定があったことでしょうか。障がい児通所支援においては、職員の処遇改善の見直しとともに、時間区分の導入や、支援計画に五領域(人間関係・社会性、言語・コミュニケーション、認知・行動、運動・感覚、健康・生活)に関連付けた支援目標を記載すること等々が、盛り込まれました。「質の高い発達支援の促進」が行政のスローガンです。
ここ10年ほどをみても、障がい児のサービスでは放課後等デイサービスの事業所数が飛躍的に伸びました。就労されている保護者も増え、何よりも需要があったからということではありますが、その分、ほぼ預かりだけの内容だったり、支援時間の短さがあったことも事実で、それらに対していよいよ行政が改革に力をいれてきたということなのだと思います。
今でも、”放課後デイの利用者を獲得し、長く利用していただくには~”というような経営セミナーの郵便物がよく届きますし、収益事業の対象になっていることを実感させられますが、当法人においては、設立当初からの「地域の一員として、一人ひとりがいきいきと生活できること」という目標を、今までも、これからも、見据えていきたいと思っています。
ただ、小さな法人なので、様々なことに影響されます。新型コロナ感染症は5類になったものの、流行しなくなったわけでもなく、他にもRSウィルス、溶連菌、インフルエンザ、いろいろな感染症による欠席が、こどもたちにも職員にもあり、9月、11月には、保育体制がとれなくなり、休所させて頂くことになってしまい、ご心配ご迷惑をおかけしました。
また、今の小学校低学年は、幼児の頃、新型コロナが広がっていった世代であり、少なくとものびのびでは、人の動きが少なくなっていました。そのことが今年度放課後デイの利用児の少なさにつながったように思われます。10名定員が5人以下の日も少なくなかったので、子どもたちもスタッフも寂しい気持ちになりましたし、集団活動にたくさんの工夫が必要でした。4年生からは授業終了時間が遅くなることも多く、送迎のないのびのびの利用は遠距離の方ほど難しくなります。月1回の土曜日の高学年クラスにシフトされる方も多いのですが、利用を継続していただけることに力を得、感謝しています。
他には、15年以上使い続けたエアコンが故障し、建物の構造上、なかなか修理できず、これも大変ご迷惑をおかけしました。やむを得ず個別支援の部屋の移動をしましたが、子どもたちが意外にスムーズに受け入れてくれたこともあり、かえってメリットにも気づき、18年ぶりにレイアウト変更するという、嬉しい誤算もありました。
今、デイサービスのびのびには、50世帯ほどのご利用があります。そのほとんどが、生野区、中央区、旭区の相談支援の事業所さんからのご紹介です。どこも熱心に活動しておられ、信頼のおける事業所さんですし、そんな事業所さんから、のびのびさんなら、と保護者さんと繋いで頂いていること、利用開始後もしっかり連携できること、も私たちの大きな自信になっています。
運営に関しましては、今年度は、放課後等デイサービスの状況もあり、厳しくはありましたが、来年度は回復の方向に変わっていけそうに思われます。皆さまのご支援をこれからも是非お願いしたいと思います。既にたくさんの利用会員さんに支えて頂いていますが、できましたら、正会員、賛助会員さんになっても頂けたらと、毎年のことで恐縮ですが、厚かましくも申し込み兼振込用紙を同封させて頂きました。赤い振替用紙にも現金で送金される場合は手数料がかかるようですが、ゆうちょ銀行からのお振込みですと、費用がかからないとのことです。お手数ですが、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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