親子保育の一年
3月18日親子保育クラスの卒園式をしました
親子保育クラスは,毎年4月に入園式をして、3月に卒園式をします。(1年以上通うと2回卒園式をすることになります。)
親子保育の一年を振り返ると、
春はお母さんも子どももまだまだ緊張の時、誰かが遊んでいると自分もしたい!と集まるものの、一緒に使う、貸してあげるなどはまだまだできないのです。
この時期は職員もできるだけ子どもの遊びの中に入り、取り合いなどで遊びが中断しないように、みんなが楽しめるように、気を配ります。
その中でこどもたちは”一緒に遊ぶって楽しい”ことを、体全体で感じていきます
夏ごろになるとお母さん同士も仲良くなり始めます。子ども同士も名前を覚えだし、楽しみにしてくれるようになってきます
遊びも大胆なこともできるようになり、大きな模造紙に絵具でお絵かきをしたり、そのまま足形手形を押してみたりということもできるようになってきます。
秋頃になると、子ども同士のかかわりも豊かになってきます。
一緒に遊ぶのは楽しいということをわかり出し、仲間意識もうまれてきます。顔を見合せて笑いだしたり、手を繋ぎたいということもでてきます。
お母さんから少し離れて、遊べるようにもなってきます。
冬ごろになると、お母さんも子どもも仲良くなり、ちょっと苦手な遊びにも参加できるようになったり、いろいろな場面で、きっとこうなると子どもなりの目安や見通しも生まれるようになってきます。
職員にも上手に甘えるようになったり、遊ぼうと誘うようにもなってきます。
絵本を読むとみんなが座って聞いているということもでてきます。
その子その子なりに、お母さんから離れて次の子ども同士の集団である、保育園や幼稚園へとジャンプする準備が整ってくるようです。
子どもそれぞれ成長のスピードは違いますが、親子保育のお母さん方の中にも子どもと同じように一緒に成長していく仲間の気持ちが芽生えるのでしょう、わが子以外の子どもの成長をすごいね、かわってきたね、と目を細めて笑顔で見つめるようになってきてくださるのがなによりうれしいことです。次の場所へとジャンプした後もいいおつきあいが続いてほしいと願っています
この親子保育は随時入園できます。どうぞ体験しにきてくださいね。
あと私事で、申し訳ないのですが、このたび無事、特別支援教育士の試験に合格しました。応援やご協力くださった方々どうもありがとうございました。4年にわたる勉強生活もこれで、とりあえず、一息です。
今のデイサービスの前身である「午後クラス」を始める時に、今までの知識と経験だけでなく、新しい知識も必要なこと、客観的に具体的に子どもを理解し、どのようなアプローチが必要か考えられるようになることが大事なのではないかと思い、特別支援教育士の勉強をスタートしました。
あまり深く考えずにポンと飛び込んでしまい、まさか2時間半の講義プラス30分のテストというのを、午前、午後2回繰り返しが続くとは・・・あまりの大変さに右往左往でしたが、先生方生徒の方を含め、講習に来られている皆さんは、目の前いる子どもをもっと理解したい、困っている子どもをなんとかしたいという、情熱的な気持ちをもってらっしゃる方がほとんどで、その意欲に引きずられ、私もなんとかやってこれました。
これからも子どもの、僕の(私の)言葉にならない気持ちを解ってくれてうれしい、というまなざしにこたえるべく努力し続けていくつもりですので、よろしくお願いします。
(むかさ)
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