ボール遊び


 最近の幼児さんの集団遊びのプログラムは、ボール遊びでした。

 各コーナーにいろいろなボール遊びを準備し、それぞれの子がいろいろなボール遊びを体験していきます。

バスケットゴール、ストラックアウト、サッカーゴール、小さなボールの玉入れなど、好きな活動を選んでいきます。

 バスケットゴールでは、初めて経験する子の中には、ゴールの輪の下からボールを入れようとする子もいます。スタッフがボールを上から入れる所を見せても、なかなか入れてくれず、スタッフはバスケットゴールを低くして、傾けて、ゴールの輪を見せて促します。

 スタッフに促されたり、他の子が繰り返し入れているのを見ている中で、ゴールのイメージが持てて、少しずつ入れてくれるようになりました。

 ストラックアウトは、テニスボールのような硬くて重めのボールを、数字板(1~9)に向かって投げて、板にボールをくっつけるのですが、これが小さい子には、なかなか難しいのです。小さい子には数字板をすぐそばまで近づけて投げる練習をし、徐々に遠ざけていきます。コツがつかめてくるとボールの投げ方も上手になり、距離も伸びます。数字は好きな子も多いので、その魅力に惹かれて、結構みんな参加していました。

 サッカーゴールは本物とは違いますが、子ども用でネットもついているものです。スタッフがゴールの前でキーパー役をすると、何人かの年長さんは、ゴールをねらってボールを蹴るより、キーパーになってゴールボールを止める方が楽しいようでした。

  小さなボールの玉入れは、得点を付けて準備すると、100点を一生懸命ねらって必死の子がいたり、小さなボールの玉入れなのに大きなボールを入れようとしておもしろがったりしています。ほんとに楽しみ方は子どもによっていろいろで、おもしろいですね。

 集団遊びの中では、ルールを設け、それに沿って楽しめる子もいれば、わざとルール違反をして、おもしろがる子もいます。こんな風にいろいろな活動を通して、子どもの成長を伺いながら、その中で、子どものステップとなる活動を見つけて準備していけたらと考え、みんなで知恵を絞っています。さて、次は何をしようかな?                   (やました)  

NPO法人 子育てサポートセンター・のびのび幼児クラブ

大阪市東成区大今里南にある子育て支援のNPO法人です。児童発達支援、放課後等デイサービス、保育事業、活動支援・相談支援を行っています。