23年度のびのび通信より② 児童発達支援サービス(親子クラス)
親子保育クラスは、3月末に沢山の子どもが卒園していきました。そして継続してくれた子ども達とまた新しい子ども達が、少しずつ増えてきました。
大人目線で見ると、当たり前のことでも、親子保育クラスの子どもたちにとっては、保育のプログラムは初めての物で、何が起こるかわからず不安なこと、なので、机と椅子が出てくると、びっくりしてお父さんやお母さんに飛びついて離れません。
5月の野菜スタンプのプログラムでは、「楽しいよ♪」と絵の具が出てくると、見たことのない、どろどろしたものが怖くて触るどころではありません。それでも、お母さんに励まされ、なんとかじゃがいもで、色画用紙にスタンプしてみると、「凄い!!」と褒められて、戸惑いながらも少し笑顔がみられました。
次の月の片栗粉遊びのプログラムでも、洗面器に入った白くピカピカに光る片栗粉、こわごわ触ってみます。なんとか触ってみれたところで、その中に水を入れて見ると、ドロドロの液体に、「わ~きれい」と喜んでくれる子はごくわずかで、ほとんどの子がびっくりして手を引っ込めてしまいます。スプーンが出てくるとちょっとやってみたくなり、プリンカップにすくって入れてみます。とろ~とした感触が楽しくなってくると、他のカップに移し替えたりも出来ました。そうなってくると、ちょっと手についても気が付かずに夢中になって遊んでいました。
数ヶ月後の寒天あそびのプログラムの時には、机と椅子が出てきても、ちょっとドキドキしつつもお父さんやお母さんにくっついてなら座れるようになってきました。プルプルの色とりどりの寒天にびっくりして、手を引っ込めてしまう子達、触ってみるとぺちゃっとしていますが、冷たくって熱い真夏には気持ちいい感触だったり、手にくっかないので、ほっとしたようです。
ステーキナイフで切ったり、スプーンで透明カップに入れて、カラフルゼリーみたいになってくると楽しくなってきました。牛乳パックで作った大きな固まりの寒天をもらって、ステーキナイフでザクザク切ったり、突き刺してつぶしたりは面白いようです。
初めてのこと、予想がつかないことにびっくりして、戸惑いつつも一つ一つ経験を積む中で出来ること、分かることが増えていき、楽しめることも増えてきました。
おとうさんやお母さんも全力で泣いて、手を引っ込めて嫌がる姿に大いに戸惑われたことでしょう、それでも出来ると嬉しそうで、誇らしげに笑ってくれる姿をちょっと見せてくれたり、終わった途端、先程までは何だったの?と思うほどにこにこ笑ってスタッフと遊びだす姿に支えられてほんとに頑張って連れてきてくださったと思います。
マイペースに育つ子ども達、ですがどの子も必ず成長します、いろんな経験を一番安心できるお父さんやお母さんと一緒に経験する中で、その伸び行く力を引き出し、自信をつけて、僕は僕のままで良い、私は私のままで良い、そのままで素晴らしいと思って進んでいけるように見守っていきたいと思っています。
新たに加わったスタッフの自己紹介です。
のびのびで働きはじめて(親子クラス、幼児午後クラス)1年半が過ぎましたが、毎回楽しく活動に参加させてもらっています。私には小学5年生の息子がいますが、今流行りのYou tubeを見て覚えたのか、会話をしても論破することに気をとられ、勝ろうとして会話がかみ合わず、聞き入れようとせず、すごく疲れます。でも、のびのびで働くことで、泣いている顔、笑っている顔すべてが新鮮で、自分の息子もこんな時があったなぁと振り返ることができ、癒されています。
お母さん達の子どものことを考えて、いろいろと工夫されている話など聞くと、自分の子どもにも、もっとしてあげればよかったと反省したりして、刺激をもらっています。
これからも楽しく活動できればと思っていますので、よろしくお願い致します。
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