のびのび通信2018年度より 高学年クラス
第1土曜日又は第3土曜日の月1回の高学年クラスは、学校の土曜授業や行事、クラブの試合などと重なることもあり、1ヶ月ぶり、2ケ月ぶりに会うことになる時もあります。
2時間15分の間に、ソーシャルスキル活動、おやつ作り、話し合いとぎっしりの内容です。ソーシャルスキル活動は、製作や季節のイベント(夏祭りごっこ、クリスマス会)の他にドッチボール、風船バレー、サッカー、ポートボール、野球、キックベースボールなどゲームも人気です。限られたスペース、時間の中で、ルールの理解や技術面も難しいものもあり、みんなが楽しめるよう“のびのびルール”を作っていますが、思いもよらなかったところが課題となり、次にする時にはそのことも踏まえ、さらに工夫を重ねています。
最近では、人気の野球でティーバッティング方式を取り入れ、ティーの上に置いたボールをバットで打ち、ボールが最終的に止まった場所によってアウトになるか、進める塁が決まるというルールにしました。打順がくると、誰もが塁に進めるのはいいものの、守備の人の役割が少なくなってしまったので、次回は、キックベースの守備のように、飛んできたボールを取ってライナーにタッチしてアウトに出来るようにする方が良いなど、やってみてわかることもあります。
子どもたちも経験を重ねるたびに、成長が感じられます。中には運動系が苦手の子もいますが、同じチームの子がサポートしてあげたり、作戦を練って役割分担をしたり、1回戦で上手くいかなかったから2回戦ではこうしようとか、案を出し合って工夫する姿も見られるようになりました。
次の月の活動やおやつの内容を決めるのは、その日の最後でする話し合いの時間です。活動は1年間を通して同じものにならないようにして、おやつやジュースは半年ごとに同じにならないようにとの約束があるので、それを気にしながら意見を言う必要があります。参考に去年したことと今年したことを記入した表を貼っていましたが、より案が出やすいように、さらにイラストや言葉で例を書いて貼ることにしました。
挙手して意見を言ったり、1人1回は発言するようにしていると、出ている意見に賛成だけでなく、出ていない意見を探して言ったり、積極的に前に出てきて意思表示したりしています。自分の意見が多数決で来月の内容に決まることもわかってきて、その通りだと嬉しいけど、逆に出来ないと残念がったり(たまに怒ることも)、さらには「どうしてもしたいので賛成してください」とお願いして決まったり、話し合いも充実してきました。
会う回数は減りますが、同じチームになったり、一緒に担当する中で、話したり仲良くなって、次回会うのを楽しみにし、会って嬉しいと思える時間になればと思います。
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