のびのび通信2018年度より 親子クラス
親子クラスが今年度より児童発達支援に転換され、利用する子ども達の年齢が、1~3歳児から、1~6歳児までと変更になりました。とはいえ、年齢が上がるにつれ保育所や幼稚園に通園する方が増え、興味はあれども、時間的に利用が難しく、現状はやはり低年齢の子ども達が多いです。
しかし、夏休みに入り、この機会に子どもと一緒に楽しみたいという、午後クラスのデイの方の親子クラス利用のご希望が増え、今年はいつもにも増して、賑やかな夏となりました。
親子クラスでは、登園すると自由遊び、朝の集まり、設定保育(絵の具遊び、運動遊び、工作、料理など)、昼食(お弁当)など、保育の流れがあります。午後のデイには慣れている年上の子ども達ですが、親子クラスは時間や部屋の配置が違うからか、どことなく緊張しています。最初はお母さんと一緒に、おとなしく遊んでいる子ども達。しかし、それもつかの間、一人がぐるぐると走り始めると、一人、二人…と増えていき、気付けばみんなで大運動会です。「あー、ぶつかりそう」お母さんの心配をよそに、子ども達は大はしゃぎで所狭しと走り回ります。「そうそう!エンジンかかってきたね」とこちらは頬が緩みます。そして、トラブル発生。「痛かった?ごめんね。」「こちらこそすみません。」と声を掛け合うお母さん達。子ども達が満足したのか落ち着くと、お母さん達もリラックスして「うちもこんな時期があったわ」「こんなん出来るの?すごいね。」と子どもを交えてお話が弾みます。
家事、仕事と忙しいお母さん。顔見知りではあるけど、普段の送迎では、なかなか声を掛け合うまでには至らないことも。こうして育児や、ちょっとした日常の事を話し、親子で交流が出来るのも親子クラスの良さかなと思います。
ある日の設定保育は、寒天遊びでした。子ども達の年齢幅の広がりにあわせて、活動内容の全体を見直し、みんなが楽しめるようにと変化をつけます。
寒天はたっぷり遊べるようにとトレイだけではなく、洗面器にも作りました。ナイフ、スプーンやカップに加え、大きい子達は型も取れそうかなと、色々なクッキー型も用意しました。初め不思議そうに触れる小さい子ども達。その感触に驚きながらも、徐々に手でぐちゃぐちゃと握り、ふるふるした感触を楽しみます。大きい子達は型を抜いてトレイに並べ「デザート盛り合わせ」や、細く切りカップに入れて「うどん」を作ると、お店屋さんごっこを始めます。「これ何味ですか?おいしいわぁ」とお客さんになりきるお母さん。そして、互いに刺激を受け、大きい子達も洗面器に色を混ぜては、大胆に手でかき回します。小さい子達はナイフで切ると、大きい子達のトレイにのせてと、遊びがどんどん広がっていきます。
生き生きと遊ぶ子ども達、そして、共に遊び、時に子どもの成長を微笑ましく見つめるお母さん。その姿に喜びとパワーをもらいながら、日々の保育を楽しんでいます。
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