できるって!?
のびのびでは、モンテッソーリー教育を取り入れているので、親子保育クラスでも、児童デイサービスでもモンテッソーリー幼児教室でも、いろいろな教材の入った棚を見ることができます。
その中には、その時来るこどもに合わせて、中身を入れ替えて、たくさんの教材が入っています。
初めて来るこどもでも、思わずさわってみたくなるように考えて用意 しています。
そして、思わずさわってみて、‘できた!”もう一度。‘やっぱりできた。” お母さんや職員に「すごい!!」と言われて、もう一度。
また苦手なものや自信のないものも「できるから、やってごらん」と促されて、やってみて、‘できた”と僕だって、私だって、できると少しずつ実感しはじめるこどもたち。
(できるとはいろんなとらえ方があるのでしょうが、ここでは、仕上げられる、完成できるとかという意味でしょうか、)
そういう経験の中、こどもは自分に自信をつけだすのでしょうか、やってみようと意欲が生まれたり、できた時に胸を張るようなしぐさを見せ始めたり、落ち着きが出てきたりと、変わってきます。
こどものこちらを見る目も、できる前からできる力があると認めてくれる人、と思うのか、変わってきて、のびのびに来るのを楽しみにしてくれたり、家でも○○をしているのをはじめてみましたとうれしい報告をしてくれたりと、ごれぞ保育士の醍醐味とうれしくなります。
その‘できる”一つ一つの積み重ねがこどもを成長させてくれることの一つとなるのではないかと思うのです。
モンテッソーリーもこどもはできることを何度も何度も繰り返し、自分の納得いくまでしている。そして自分のものとしていく、そういう経験の中で、自分で自分を成長させていく、といいました。
ついつい大人は、できることは良いこと、もっともっとできてほしい、できるようにさせたいと思いがちですし、私も今日はこんなことができたね、と誤解を生む表現をしているのかもしてません。
でもこどもはできるようになること自体で成長するというよりも、できるという経験を積む中で、自分で自分を成長させていくのです。
保育士としてのわたしの大きな役割一つは、今この子にどんな教材を用意していくのがよいのかを見極めていくことなのではないかと思っています。(゚ー゚;
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