これまでのモンテッソーリ幼児教室
ゴールデンウィーク明けの5月9日より、モンテッソーリ幼児教室がスタートしました。まだまだ少ない人数ではありますが、その分静かな落ち着いた空間となっています。
子どもたちが、自分のしてみたいと思うものを見つけては何枚も何枚も満足するまでしている姿や、「これ、むずかしい。」と言いながら、もう一回、もう一回と大きなため息と共に繰り返し、最後まで出来たときの笑顔がとても素敵で、私までうれしくなります。
いろいろな棚の中を見ては、「あっ、あれする!」とまた次のことに取り組む姿に、次回ももっともっとしたくなるものを用意しなくてはと心躍らされます。
モンテッソーリ教育とは何かと聞かれると、一言では答えにくいのですが、
イタリア人の医師であり、教育学者であるマリア・モンテッソーリが開発した教育理論と教育方法です。
モンテッソーリは、最初は知的障害児の教育をしていました。
その後、ローマのスラム街の幼い子どもたちの教育をまかされました。
その中で、子どもは自分の身近な所に、いろいろな興味のある物があり、自分の好きなこと充分にすることが許されると、その中のもっとも興味のあるものを自ら選び、それに取り組み、集中して作業を繰り返す。
それを何度もしていると、安堵感を得、内面的に強められ、性格の良い面を表しだす。
そう、子どもは自ら成長発達する生命力を生まれつき持っているということを発見したのです。
では、その力を引き出すにはどうしたら良いのか?それには、
① 整えられた環境の提供
② 制限やルールのある自由の保障
③ それを整え、うながす保育士
が、必要といわれています。
わたしには大人であれ、子どもであれ、人は自分に本当にあった楽しめる事が出来る時に気持ちは落ち着いてくるのではないかと思うのです。
だれでも、好きなんだけど、やってみたいけど、少し難しいと思うものにチャレンジして、できた!私にもできる!と感じる時に大きな満足感や達成感を感じることができるのではないでしょうか。
そういう場をそれぞれの子どもと共有したいと願い、モンテッソーリ幼児教室を作りました。これからも子どもたちの目線に立ち、本当に満足できるものを展開していけたらと思っていますので、どうぞみなさま体験しに来てくださいね。
(向笠明美)
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